アクションリーダー活動

「由良川にサケよ帰れ」活動を応援

夜間の工事現場の電源をEV給電にすることで騒音問題を緩和できるなど、様々なEVの活用方法が気になる松本です。
KTG ネッツトヨタ京華では2017年から「由良川へサケよ帰れ」活動を応援しています。

「由良川にサケよ帰れ」活動を応援

「由良川へサケよ帰れ」活動とは、生まれ育った川へ帰ってくるサケの習性にならって、地域住民の故郷を愛する郷土愛や心豊かなふるさと文化を育てるため、流域の環境意識を高める活動として行われています。2008年より、福知山市・綾部市・舞鶴市合同で由良川サケ環境保全実行委員会を立ち上げ、由良川を美しく守るために放流イベントも実施されています。

自動車ディーラーが稚魚を飼う??と、話が繋がらない方も多いと思います。放流活動の応援を始めたきっかけはなんと、トヨタ車「C-HR」の新車発表のタイミング。当時、販促担当者がこの活動に興味を持っていて、SUV車=自然、C-HR=Comeback Home Riverの頭文字をとり「カムバックホームリバー」で「サケの一生」に結びついているというところから応援することになったそうです。C-HRを購入いただいたお客様にサケの受精卵をお渡しし、また店頭で趣旨に賛同いただける方を募集しサケサポーターとして飼育・放流イベントへご参加いただくというものでした。2017年に取り組みを始めてからこれまでの5年間で稚魚の放流数は約6,150匹!残念ながらここ2年間はコロナ禍によりお客様への積極的な呼びかけやイベントには参加できませんでしたが、各店舗で受精卵から稚魚を育てる活動は地道に続け、毎年放流を続けられています。

せっかくなので、実際どんな風に飼育されているのか広報チームでN高野店へ見学に行ってきました!

飼育するにあたり難しい点は、「水の温度管理」と「エサやり」とのこと。ご自宅でも魚を飼っておられる加藤店長は、飼育方法に詳しく、水を浄化してくれる麦飯石を入れたり、水量の多い方が水温や水質が維持できるので大きめの水槽を使ったり、一匹でも多く川にかえしてあげたいと、心を込めて飼育されていました。

卵や生まれたての稚魚は振動や直射日光などによる刺激を嫌うので、水槽は工場の隅で、布をかけて設置されていました。日中はどうしても気温が上昇するので、時間帯やその日の気候によって冷暖房の設定温度を変えているようです。また、お腹の「さいのう」(栄養袋)が完全に無くなってからエサを与え始めるのですが、ふ化するタイミングがみんな違うので、一番最初に泳ぎ始めた稚魚のためにエサを与えると、まださいのうが少し残っている稚魚が間違ってエサを食べてしまい、上手く消化できず死んでしまうこともあるとか。成長に個体差があるので、エサをあげる頃合いを見極めるのが難しいとのこと。飼育も、奥が深いです。

「由良川にサケよ帰れ」活動を応援

全長3cmくらいの稚魚が、水槽の中を元気いっぱいに泳ぐ姿に、私はすっかり癒されてしまいました。加藤店長、忙しい中、稚魚への愛情溢れる話を聞かせてもらい、ありがとうございました。3月の放流まであと少し、飼育をよろしくお願いいたします!